万能細胞の基本知識、研究内容や今後の利用予定などをご紹介します。

■万能細胞の全て
万能細胞と呼ばれる細胞の存在をご存じですか?
万能細胞は、人が重篤な病気や不慮の事故などで不幸にも失ってしまった臓器や、細胞組織等を再生させる「再生医療」に大きな役割を果たすと期待が寄せられている細胞で、人体のどの細胞どの組織にもなることができる、その名の通りの万能な能力を持つ細胞です。
万能細胞の医療における可能性は高く、皮膚のように傷を付けても再生能力を持つ部分と違い、一度死んでしまったら回復できない心筋細胞や、脳の神経細胞を再生することによって後遺症等に苦しむ人の病状を助けることができたり、将来的には病気による手術や事故などで失ってしまった臓器を、自分の細胞から取った万能細胞によって再生できるであろうと、期待が寄せられています。
日本では、京都大学の再生医学研究所による、人の皮膚細胞から「人工多能性幹細胞」の作成に成功したニュースが知られ、世間の注目を集めることになりました。
以前までは万能細胞は受精卵を用いる方法が中心だったので、宗教観や倫理観から反対する声も多かったようですが、京都大学の研究は受精卵を用いない人の皮膚細胞から作りだす出す方法なので、それらの問題もクリアし、おおいに医療面で活躍してくれるのではないかとの期待も寄せられているようです。

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