万能細胞と呼ばれる細胞は、まずES細胞(Embryonic Stem Cell)=「胚性幹細胞」があります。
ES細胞は受精卵が分裂し、内部細胞塊からできた個体が未分化な状態で取り出し培養した細胞のことです。
人間1個体を作るほどまでには育成できませんが、あらゆる細胞に変化する能力があり、試験管の中で無限に増やすことができます。
この幹細胞には種類があり、1)造血幹細胞…骨髄に存在し白血球、血小板、リンパ球に分化する細胞、2)間葉系幹細胞…造血幹細胞と同様に骨髄に存在し、骨や軟骨、脂肪などを形成する細胞で、神経や心筋等を形成する細胞に分化する可能性も有る、3)神経幹細胞…神経系の3種類の細胞へ分化したり、血球、血管、骨格筋にも分化する細胞等があります。
そして、人の皮膚細胞から作られた、これも万能細胞と呼ばれる「ips細胞」=「人工多能性幹細胞」(induced Pluripotent Stem sell)も、ES細胞と同様に各種の細胞に変化する能力を持っています。ips細胞は患者自身の身体の細胞から作る事ができるので、もし臓器などを作って移植手術を行った場合に、拒否反応が起こる危険を回避できるので、今後の再生医療への活用に大きな期待が寄せられています。