万能細胞の可能性や将来性などをご紹介します。

■万能細胞の可能性

万能細胞と呼ばれるES細胞(胚性幹細胞)やips細胞(人工多能性幹細胞)は、人間の持つ臓器や骨等のあらゆる組織に分化する事ができる細胞なので、様々な分野の再生医療に大活躍すると期待が寄せられています。例えば、ヒトES細胞から視細胞への誘導に成功した例があるので、難治性網膜変性疾患に対する移植細胞として、早い段階で実際に活用できると期待がかかっています。
また、癌の手術によって切除されてしまった臓器等を、万能細胞によって作る事ができれば入れ替える事も可能になるでしょう。
また様々な病気により、臓器移植が必要な場合、現状では臓器提供者が表れるまで時間がかかったり、なかなか適合しなかったり、仮に移植手術をしても拒絶反応が起きて、副作用の危険もある薬を一生服用しなくてはならなかったりと問題があります。
でも、もし自分の皮膚細胞から作ったips細胞で、移植に必要とする臓器を作る事ができれば、拒絶反応の問題は回避され、臓器提供者が表れるまで待たされるという時間的な問題も解消され、今まで助ける事のできなかった命を助けることができる可能性も見えてきました。
そして、一度死んでしまうと再生することは不可能と言われている心臓の細胞や、脳の細胞も万能細胞によって再生することができれば、心臓病や、脳の病気の治療や後遺症で苦しむ人々のクオリティオブライフも、ぐんと向上することもできるでしょう。

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